軒下に小さな黒いフンが落ちる、夕方に屋根の隙間から何かが飛び出す。そのような場合は、コウモリが建物を利用している可能性があります。ただし、フンや小さな鳴き声だけではネズミなどと区別できません。
確認では、フンが落ちる位置と、夕方の出入りを安全な地上から観察することが役立ちます。穴へ手を入れる、捕まえる、すぐ塞ぐという対応は避けてください。
屋根裏だけでなく、外壁や戸袋などの隙間も確認対象
住宅で問題になるコウモリは、屋根裏全体を飛び回っているとは限りません。外壁の隙間や屋根まわり、戸袋など、狭い空間を利用している場合があります。浜松市は、コウモリは1センチほどの隙間から出入りできると案内しています。
地上から見て穴が小さいからといって、候補から外すことはできません。一方、小さな隙間があるだけで侵入口と確定することもできません。近くのフンと実際の出入りを合わせて確認します。
鳴き声や羽ばたく音だけで断定しない
建物の隙間から小さな鳴き声や擦れるような音が聞こえても、鳥やネズミ、建物の振動など別の原因も考えられます。コウモリが出す音のすべてを人が聞けるわけではなく、音がしないことも不在の証明にはなりません。
聞こえた時間、位置、持続時間を記録し、可能なら室内や地上から録音してください。壁をたたいて鳴かせる、穴を棒でつつく、照明を差し込むといった確認は行わないでください。
フンは触らず、落ちている場所と増え方を見る
小さな黒い粒が窓の下やベランダ、軒下の同じ場所に増える場合は、その上の隙間が調査の候補です。ただし、ネズミや虫のフンなどと似ることがあり、写真だけで確実に見分けられない場合もあります。
崩れやすさを確かめるために指でつぶす、吸い込むほど顔を近づける必要はありません。形、量、落下範囲を撮影し、発見日を残してください。フンは種類の特定以前に、衛生的に扱う対象です。
乾いたフンを掃除機で吸ったり、ほうきで勢いよく掃き出したりせず、量が多い場合や高所・屋根裏にある場合は清掃を相談します。消毒剤を使う場合も、製品表示と材質への適合を確認し、電気設備や換気口へむやみに噴霧しないでください。
夕方の出入りは、地上から離れて観察する
疑わしい場所がある場合は、安全な位置から夕方の出入りを確認します。「近くを飛んでいる」のか「家の特定の隙間から出た」のかを分けて記録してください。周辺で飛ぶ姿だけでは、自宅にすみついているとは判断できません。
何時に、建物のどちら側の、どの高さから出たかを記録します。暗くて見えなかった部分は未確認のままで構いません。屋根や脚立に上がって待つことは避け、通行や近隣の迷惑にならない場所で短時間にとどめます。
一晩見えなかった場合や、一匹が出るのを見た場合も、内部の個体すべての状態までは分かりません。封鎖の判断には残存個体の確認が必要です。
すぐに塞いではいけない理由と、時期の注意
浜松市は、封鎖によって内部のコウモリを閉じ込めないことと、まだ飛べない幼獣がいる時期や冬眠前後を避けることを案内しています。同市の目安は幼獣のいる時期が6〜8月ですが、地域・種類・気候によって活動状況は変わります。
月だけを見て「今なら安全」と決めず、実際の残存状況を確認してください。活動が少ない時期の静けさを、全て出た証拠として扱わないことが大切です。
侵入防止工事は、建物の通気・排水を妨げない方法で行う必要があります。封鎖する前に侵入口を塞ぐ正しい対処の順番を確認し、捕獲に関しては鳥獣保護管理法と害獣捕獲の注意点も参考にしてください。高所や内部の確認が難しい場合は、調査と施工を専門家へ依頼しましょう。
捕獲は自己判断で行わず、自治体に確認する
コウモリは野生の哺乳類で、鳥獣保護管理法の規制対象です。家にいるからといって、許可等を確認せず捕獲・殺傷できるわけではありません。網や粘着シートで捕まえる、直接薬剤をかける行動は避けてください。
室内へ入った場合も素手でつかまず、家族やペットを離して自治体や専門家へ対応を確認します。相談時には出入りの映像、フンの位置、見える隙間の写真を伝えます。
1年後の無料点検で安心!【街角害獣駆除相談所】業者には、追い出しだけでなく、残存確認、封鎖、清掃の範囲と時期の判断根拠を確認してください。種類が不明な段階でも、調査から相談できます。
参考情報
確認日:2026年9月27日


コメント