アライグマが家に入ったらどうする?屋根裏被害の確認方法と捕獲の注意点

アライグマが家に入ったときの確認方法と捕獲時の注意点を示すアイキャッチ画像 害獣の種類

アライグマが家に入った、または屋根裏への出入りを見たときは、まず家族とペットを動物から離してください。棒で追う、手で捕まえる、出口へ追い込むといった対応は避け、自治体の鳥獣担当窓口や対応できる業者へ連絡します。

アライグマは特定外来生物ですが、家庭で自由に捕獲し、別の場所へ運べるわけではありません。安全確保と捕獲の手続き、建物の再侵入防止を分けて進めましょう。

室内で鉢合わせしたら、近づかず安全な部屋へ移動する

子どもやペットを別の安全な部屋に移し、動物の進路に立ちふさがらないようにします。距離を確保できる場合だけ、部屋を隔てる扉などで人の生活空間との接触を減らしてください。閉じ込めるために動物へ近づく必要はありません。

威嚇する、餌で誘導する、素手や網でつかもうとする行動は避けます。写真は安全な位置から撮れる場合だけで十分です。動物が暴れて危険が迫っている場合などは、身の安全を優先し緊急の連絡先へ相談してください。

かまれたり引っかかれたりした場合は傷を流水と石けんで洗い、医療機関に相談します。受診時は野生動物との接触であることを伝えてください。

屋根裏で音がするだけなら、自分で上がって追わない

姿を見ていない場合は「アライグマか未確認」として扱います。足音だけでは種類を断定できません。屋根裏は足場が不安定で、フンや配線などもあるため、点検口から入って追い出そうとしないでください。

室内から音を記録し、地上から出入りの位置を確認します。夜に外へ出た姿を一匹見ても、内部の個体がすべて出たとは限りません。幼獣が残っている可能性もあるので、その直後に入口を塞ぐことは避けましょう。

相談前に残したい被害記録

  • 動物を見た日時と場所、屋内か屋外か
  • 尾や顔が写っていれば、その写真や映像
  • 屋根裏の音の時刻、部屋、続く時間
  • フン・天井のシミ・破損した網などの写真
  • 既に行った対策や使用した薬剤の名称

屋外で目撃しただけなのか、実際に隙間へ入るのを見たのかを分けて伝えます。近隣でアライグマが出たという情報だけで、自宅の被害も同じ動物によるものとは判断しません。

天井にたわみや大きなシミがある場合は、真下に人が留まらないようにして建物の点検も依頼します。糞尿なのか雨漏りなのか、複数の原因が重なっていないかを確認する必要があります。

自分で捕獲する前に、自治体の制度を確認する

アライグマは鳥獣保護管理法の捕獲規制に関係する野生哺乳類であり、同時に外来生物法の特定外来生物です。必要な許可や防除制度の手続きを確認せず、箱わなを置いてよいとは言えません。

自治体には、目撃・被害相談、捕獲許可、防除事業への参加、捕獲器の貸出しなど、地域ごとに異なる仕組みがあります。市役所などの代表窓口に住所と被害を伝え、鳥獣被害の担当へつないでもらう方法で相談できます。

例えば横浜市では、所定の許可証や従事者証の交付を受けた人が捕獲したアライグマ等について、回収を依頼できる制度があります。先に勝手に捕まえてから回収を頼む全国共通の仕組みではない点に注意してください。

捕獲後に山へ運ぶ、飼う、譲ることは自己判断で行わない

環境省は、特定外来生物の生きた個体の保管・運搬などを原則規制しています。事前の防除の公示・確認・認定など、適法に行うための制度を確認する必要があります。

「殺さずに離れた場所へ逃がしたい」という理由でも、車で移動して放す対応は避けてください。捕獲後の回収・処理まで決まっていなければ、罠の設置を始めないことが重要です。

既に罠に入っている場合は、人やペットを近づけず、設置を案内した自治体や業者へ速やかに連絡します。檻へ手を入れたり、自分で車に積んだりせず、現在地での対応を確認してください。

いなくなった後も、清掃・封鎖・修理を確認する

捕獲や追い出しが終わっても、糞尿や破損した侵入口が残る場合があります。必要な作業を、汚染物の回収、清掃・消毒、侵入口の封鎖、断熱材や天井の修理に分けて確認します。

大量のフンや屋根裏の汚染は、家庭用掃除機で吸い取らず専門対応を相談してください。清掃方法は汚染の状態や材質に合わせる必要があり、薬剤を散布するだけで全工程が終わるわけではありません。

封鎖は残存個体の確認と対処の後に進め、侵入口を塞ぐ正しい対処の順番に沿って通気や排水を妨げない材料・方法を選びます。捕獲の可否や手続きは害獣捕獲と鳥獣保護管理法の注意点も確認してください。屋根の工事や電気設備の修理を含む場合は、誰が担当し、見積もりのどの項目に入るのかも確認しましょう。

自治体の支援と民間業者の作業範囲を使い分ける

自治体が捕獲を支援する場合でも、私有建物の清掃・消毒・修理・封鎖まで行うとは限りません。まず制度の対象と自己負担部分を確認し、残る作業を対応業者へ相談すると重複を避けられます。

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賃貸住宅では管理会社・大家へ先に連絡してください。業者には捕獲等の適法な対応、屋内の残存確認、再発防止、施工総額を確認し、その場での契約を急がず内容を整理しましょう。

参考情報

確認日:2026年9月27日

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